読むだけで波動が上がり、守護神と繋がれる物語9回目

20151006120157

一人の夕飯の寂しさゆえ、あなたが夜の街に遊びに行くようになり、
どんどん派手になって行くと同時に、私に心を閉ざし始めたこと、心が張り裂けるようでした。

夜の仕事を辞めて、お昼の仕事に変えようと、何度思ったかわかりません。
言い訳になりますが、何の資格もない私が、二人の生活をちゃんと支えていけるだけのお金を稼ぐには、お昼の仕事だけでは足りませんでした。
世の中の厳しさを身にしみて知りました。

再婚の話もありましたが、あなたが他のお父さんはいらない、と言うのでお断りしました。
そうですよね。
あなたの大好きなお父さんをあなたから引き離してしまったのに、
違うお父さんなんて要りませんよね。

あなたがリストカットを始めてした日のことは忘れられません。
何よりも大切な我が子が、自分で自分の命を断とうとまで考えているなんて。
親としての無力さに打ちひしがれ、申し訳なさでいっぱいで、夜も眠れませんでした。
自責の念と長く続く不眠で、鬱のような症状になった時にお世話になったのが、精神科医の月読平先生でした。

私よりずいぶん若いのに、すごくしっかりしていて、人間としても、精神科医としても心から尊敬できました。
私のありのままを、どんなに醜くても全て受け止めてくれて、私は心から癒されました。

彼が神様のように思えて、藁にもすがる思いで彼のもとに通いつめました。
多分あなたは私が恋人とデートしているのではと勘違いしていたかもしれません。
それほど私は週1回の先生との出会いを待ちわびていましたから。

わたしが月先生のような大人であれば、あなたがここまで苦しむことはなかったと思うと、本当に申し訳なく思います。
もっとあなたと向き合って、あなたの気持を聴かせてもらえたら。

私の思いも伝えて、あなたをもっと抱きしめてあげれたら。
ぶつかってもケンカしても、本心でもっと語り合えていたら、こんなふうにならなかったことでしょう。

今さら後悔しても遅いけど、これだけははっきりと言わせてください。

浅子、
あなたは私のかけがえのない宝であり、希望です。
あなたを育ててくれたお父さんも同じ思いです。

こんないたらない私の元にやってきてくれて、生まれてくれて、ありがとう。
母親にしてくれて、ありがとう。
だから、どうか、その生命を大切に、生きて、生きて、存分にあなたを生ききってください。
それが私の願いです。

母より

続きは明日へ

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