第2の迷路 ~成長したいゾーン~ 4回目

20151014115529

咲子:浅子先輩、よろしくお願いします。

浅子:こちらこそよろしくね。
  咲子ちゃんはドルフィンスイムでは先輩だから、あなたについて行くわ。

咲子:では、一緒に楽しみましょう!
  (二人が海に入る)

浅子:わあ!たくさんのイルカが楽しそうに泳いでいるわ。なんて可愛いの!
  海の中も、太陽の光が帯のようになって降り注いで、すごく美しいわ!
  思い切ってチャレンジしてよかった。
  親子のイルカもいる。あれは恋人同士かしら?じゃれあってるわ。ふふ。

  (咲子、浅子にあちらに行こう、と手で合図する)

  えっ、もう移動するの?ボートから離れるの怖いなあ。
  咲子ちゃん、慣れてるだけあって泳ぎがとてもうまいわ。イルカの群れに溶け込んでる。
  私はまだ潜るのは怖いから、顔だけ付けて見ていよう。

  (海面近くで浮いている浅子のところに咲子がやってきて、手を引っ張り海の中に誘う)

浅子:えっ!何をするの!ちょっと待って、まだ準備ができてないわ。

  (パニックになって、シュノーケルから少し海水を吸ってしまう)

  うっ、苦しい!息ができない!シュノーケルクリアってどうすればよかったんだっけ。
  誰か助けて!咲子ちゃん!助けて!

  (咲子、少し離れたところでじっと浅子を見ている)

  苦しい!もうダメ!アマテラスオオミカミさま、どうか助けて!!!
  アマテラスオオミカミさま! アマテラスオオミカミさま!!

  (その時、浅子のハートチャクラの中にあった、緑色の勾玉が光り出す)

  あー、急に呼吸ができるようになったわ。きっとアマテラスさまが助けてくれたのね。
  ありがとうございます。

  (イルカの群れが浅子のところにやって来る。その中の一頭が浅子の目を見て言う)

  「息を吐き切って、身体の力を抜いて、水にゆだねて」

  水に、ゆだねる・・・・
  ああ、生まれる前の子宮の中ってこんな感じかしら・・・
  光の海に包まれ守られている。なんて気持ちがいいの・・・・

  (イルカが浅子の下にもぐり、浅子の身体を海面まで押し上げる。ボートがすぐにやって来て、浅子を引き上げる)

ロイ:(人工呼吸しながら)浅子さん、浅子さん!
  (浅子、咳き込んで目を開ける。みんなの心配した顔が見える)

咲子:(泣きながら)良かった!浅子さん、ご無事で。

ロイ:咲子さんが手を振ったのが見えたので、すぐに駆け付けると、
  イルカの群れが浅子さんを取り囲み、支えていました。まるでイルカのベッドに寝ているように。
  浅子さんは意識がなかったけれど、顔は水面に出ていたので、大事には至らず幸いでした。

咲子:浅子さん、急にパニックになったので、びっくりしました。
  私がついていながら、ごめんなさい。

浅子:水を吸ってしまって、息ができなくなり、頭の中が真っ白になったの。
  だからちゃんとシュノーケルクリアができなくて。
  皆さんにご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。

ロイ:今日のドルフィンスイムはもうこの辺にして、戻りましょう。

(続きは明日)

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