第3の迷路 ~繋がりたいゾーン~ 5回

20151025125912

A:守護霊なのに、まありんさん、英語の発音チェックと同じくらい浅子さんに厳しいですよね。
  もっと浅子さんに愛を~。NO LOVE NO LIFEですってば。

M:何が愛かなんて、見かけではわからないわ。
  本当の愛はもっと奥が深いのよ。
  わかりやすい愛にコロリといくと、騙されて痛い目にあうわよ。
  あなたもまだまだ修行が足りないわね。LとVの発音も悪いし。
  読者からの苦情の前に、ルイヴィトンから苦情が来るわよ。

~カフェ カグツチにて~

律子:浅子!おかえりなさい!あなたが来るのを心待ちにしていたわ。

ニギハヤ:なんか前と印象が変わったね。雰囲気が大人になったね。
  フラの大会まであと少ししかないけど、ちゃんとみんなと踊れてるかい?

仲間A:今日初めて一緒に踊ったんですが、すぐに僕たちに溶け込んで、
  ほんとのハワイ人のようでした。違和感が全くないですね。

浅子:もしそうなら、ニギハヤ先生のレッスンのおかげです。
  フラの技術面だけでなく、精神面もいろいろ教えていただきましたから。

ニギハヤ:フラは、特にカヒコは、神様に捧げる祈りの踊りだからね。
  ウハネ(スピリット)としての自分を信頼して、同じくウハネとしての仲間も信頼すること。
  そして自然の力や、先祖霊や守護神と繋がって、
  今ここに生かされていることへの感謝を表現することが大事なんだ。
  その喜びを、踊りと歌を通して神様に捧げるんだよ。

仲間B:ニギハヤ先生の踊りはまさしくそれですよね。
  先生のカヒコは本当に素晴らしいです。
  先生の踊りに少しでも近づけるように、大会まで練習に励みます。

仲間C:律子さんって、その先生の踊りに一目ぼれされ、先生とご結婚されたんですよね。

律子:彼のカヒコを見たときの衝撃は忘れられないわ。
  特に彼のレイ(詠唱)はすごかった。
  彼のペレへの愛と、全てに宿る生命への祈りを力強く表現していて、
  私は雷に打たれたようになって、その場を動けなかった。

モアナ:それで、日本での全てを捨てて、ハワイ島でニギハヤ先生のもとでフラを学ばれたのですね。
  日本のご両親はすごく反対されたとか。

律子:モアナの家と同じように、私の家も神様ごとを代々担う家系だったから、
  日本から離れるなんてとんでもないという感じだったわね。
  ましてや外国人と結婚なんて。

浅子:モアナの家は神様ごとをしているのですか。

モアナ:ええ、カフナといって、代々ハワイ島の神官を務めているわ。
  神様と繋がって、マナ(霊力)を操り、予言をしたり、病気を治したりもするわ。

浅子:すごいですね。モアナは特別な能力をお持ちなんですね。

モアナ:特別な能力を持ってるとは思わないけど、特別な家系だとは思うわ。
  私はカフナの家系に生まれ育ったことを誇りに思ってる。
  だから私はハワイ島を離れる気はないの。
  結婚はハワイ島の人としか考えられない。(ちらりとロイを見る)
  お二人の運命的な出会いと、フラを通しての恋愛、そして試練を乗り越えての結婚は、
  私にとっての憧れです。私もそんなドラマチックな恋愛と結婚がしたいです。

(続きは明日へ)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加