第3の迷路 ~繋がりたいゾーン~ 18回目

20151025125819

男:初めは目の錯覚かと思ってたけど、明らかに背骨が光ってたね。
  ねえ、人間、背骨なんて光るものなの?君、ひょっとして宇宙人?

浅子:面白い方ですね。
  背骨が光っていただなんて。
  そうだったらほんとに宇宙人じゃないですか。

男:本当だってば。
  それに、その光が踊っている人達みんなに降り注いで、
  光ネットワークみたいに繋がり始めたんだ。
  アウアナより、そっちに見入ってしまったね。

  あ、俺、須佐野 音也(スサノ オトヤ)。
  よろしく。
  ウクレレだけでは食べていけないので、農業もやってる。
  これだと、ほんとに食べていけるからね。君の名前は?

浅子:浅子、思井浅子です。

音也:浅子ね、じゃあおやすみ。
  フラの大会でこき使われて、もうくたくた。

浅子:お、おやすみなさい。

~月先生のカンセリングルームにて~

月:浅子さん、おかえりなさい。
  ずいぶん印象が変わりましたね。
  ハワイ島ではいい時間を過ごせたみたいですね。

浅子:はい、おかげさまで。
  すごく濃い毎日でした。
  本当にいろんなことがありました。

月:宿題はできましたか?

浅子:はい、初めてお会いする人がほとんどだったので、
  最初はとまどったり、緊張したりしたんですが、
  踊りという共通のツールのおかげで、
  皆さんと仲良くなれ、大会で優勝できました。

月:優勝!それは素晴らしい!

浅子:優勝したことも嬉しいのですが、
  それよりも、踊りの仲間と心が繋がって、
  一つになれたというのが一番嬉しかったです。
  言葉の壁は関係ありませんでした。
  それも、月先生にいただいた、赤い守護神ノートのおかげです。

月:アマテラスさまは、助けに来てくれましたか?

浅子:はい、アマテラスさまのヘルプがなければ、
  フラの大会でみんなの足を引っ張っていたと思います。
  ただ、パートナーシップの件については、
  まだ願いは叶えられていないです。

月:神様のされることは、人の思惑を超えたところにありますから、
  浅子さんにとってベストなタイミングで、
  ベストな人と巡り合うことになるのでしょうね。楽しみですね。
  
  楽しみと言えば、
  これからこの病院の患者さんのためのミニコンサートがあるのですが、一緒にどうですか。

浅子:わあ、嬉しい!ぜひ聴いてみたいです。

~病院の中庭にて~

浅子:もう沢山の人がいらっしゃいますね。
  全員ここの病院の患者さんなんですね。

月:ええ、精神科の患者さんが多いですけどね。
  お子さんや認知症の方や妊婦の方もいますね。
  みんな月に一度のこのウクレレコンサートを楽しみにしているんです。

浅子:ウクレレコンサートなんですね。

音也:ようっ!読平!元気してたか。ひと月ぶりだな。

月:おう、音也、真っ黒に日焼けしてどうしたんだ。
  またハワイにでも行ってたのか。
  今日のコンサート、楽しみにしてるよ。

浅子:あなたは・・・・。

音也:お、宇宙人!こんなところでまた会うなんて。

(続きは明日へ)

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