第4の迷路 ~貢献したいゾーン~ 22回目

20151121074152

母B:
うちの子はダウン症なんですが、言葉が出ないので、
自分のことをわかってもらえずにイライラするのか、同じく疳癪をよく起こします。

家ではおもちゃを投げたり、コップを投げたり、絵本をばらまいたりを繰り返し、
めちゃめちゃに散らかされた部屋の片づけばかりしています。

公園に連れて行っても遊具を一人占めにしたり、
気に入った女の子を追いかけまわしたりするので、
子供だけじゃなく、保護者からもひんしゅくを買うので、
それもはばかられますね。

母A:
子供はすごく可愛いのに、そういう事が続くとやはり、
怒鳴ってしまって後で後悔するわ。

健常者と違って、叱られた意味を理解しないから、
叱っても効果がないのはわかっているのだけど、こちらもイライラして。

母C:
うちもダウン症なんだけど、叱りつけるのじゃなく、
苦手なことを少しでもできたら、とにかく褒めて褒めまくるようにしているわ。

母B:
頭ではわかってるんですが、私も疲れ切っていて、正直そんな余裕はないです。

母C:
お母さんだけが頑張る必要はないわ。
私はこの子の他にあと3人子供がいて、その2人は双子なんだけど、
忙しい分、周りの人に助けてもらってるの。

両親はもちろん、ご近所づきあいもマメにして、
いざとなったら預けられるお友達もできたの。
それに煮詰まってきたら、この子をショートステイに預けるのよ。
他にもいろんな福祉サービスがあるから、それを使いまくっているわ。

浅子:
双子のお子さんまで!それはすごいですね。

母C:
でも、実を言うとこの子が一番可愛いの。
どんなに大変な時も、この子の笑顔を見たら、疲れなんて吹っ飛ぶわ。
ダウン症の子は天使だとよく言われるけど、本当にそうよ。
この子の母親になれて幸せだわ。

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A:
母は強しですねえ。僕も母に感謝しなくちゃ。
でも面と向かってありがとうって言うのは照れるなあ・・・。

M:
順繰りなんだけど、こうやって生命のバトンは繋がって来たのよ。
子を持って知る親の愛よね。みんな自分一人で大きくなったような顔をしてるけど。
あなたも母の日だけじゃなく、普通の日にも肩たたき券をプレゼントしなさいよ。

A:
僕をいくつだと思ってるんですか。それは小学校の時の話でしょ。
僕だって忘れてましたよ、肩たたき券のことなんて。

M:
身体はでかくなっても精神年齢はその時のままってことを言いたいの。
正勝君を見て。
まだ3歳なのに、すごく落ちついているわ。
前の修行がすごすぎて、ちょっと落ちつき過ぎの感があるわね。

A:
でも、見てください。
迷路の最後のところに、大きな川が見えます!
川の側には死神みたいな気持の悪いキャラも待ち構えていますよ!
これを渡り切ったらゴールですよね。
でも大丈夫かな、心配だな。

M:
最後の難関ね。
これこそ天上界と共働しなければ難しいわね。
守護霊としても腕の見せ所だわ。(腕をまくる)

A:
わっ、太っ!
それ、あまり見せない方がいいですよ。

(続きは明日へ)

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